アラキドン酸が不足するとどうなる?

アラキドン酸が不足するとどうなる?

必須脂肪酸のひとつであるアラキドン酸は、体内で合成できません。食べ物などから補わなければ不足してしまいます。アラキドン酸が不足すると、脳や精神の発達に影響を及ぼします。記憶力が低下したり、忘れっぽくなったりします。言語能力で実年齢に達しなかったり、問題解決能力が不十分になる可能性もあります。アラキドン酸はあらゆる食べ物に含まれていて、偏食でなければ案外簡単に摂取できます。生きていく上で不可欠ですので、必ず摂るようにしましょう。

アラキドン酸が含まれている食べ物といえば、鶏のもも肉や豚のレバー、イワシや焼き鮭、イカやエビなどがあります。アラキドン酸の1日における推奨されている摂取量は240mgです。卵なら3個分、鶏もも肉なら300gに相当します。

一品だけで摂るのは難しいので、アラキドン酸の含まれている食べ物をいくつか組み合わせて食べるようにしてみてください。献立の例としては、焼き鮭一切れにゆで卵のサラダ、ひじきの煮物に豚もも肉のトン汁などがあります。魚介や海藻類にも多く含まれています。山の幸、海の幸を上手に組み合わせることによって、アラキドン酸を中心にしつつも栄養バランスに優れた献立が作れます。

また、食べ物だけで240mgをまかなうのは難しいという人もいるかもしれません。そのような時にはサプリを飲むと良いでしょう。水や牛乳に溶かして摂取できるサプリもあるため、子どもにもおすすめです。